たった2冊だけ!独学でwebデザイナーになるために 最低限必要な参考書とその活用法

独学でwebデザイナーになる

【2冊だけ】独学でwebデザイナーになるために最低限必要な参考書とその活用法

悩んでいる人

・独学でwebデザインの勉強がしたいけど何からはじめればいいかわからない
・おすすめの参考書を調べるとたくさんでてくるけど全部買う必要あるの?
・買った参考書を有効活用したい

webデザイナー2年目のゆーしです。
独学でwebデザインの勉強をし、一年間制作会社でスキルを磨いたのち、現在は事業会社でwebデザインをやりつつマーケを勉強しています。

もしあなたが「独学でwebデザイナーになりたいけど、何からはじめればいいかわからないからとりあえず参考書でも買おうか」と思っているのであれば、待ったをかけたい。

webデザイナー向けの参考書は世の中に山ほどあります。他の記事で紹介している、おすすめ20冊!というような参考書をすべて買うとなれば5万〜10万は軽く飛んでいってしまうでしょう。

おすすめとか、必須とか言いながら、不必要な参考書も実はたくさんあります。
技術書は文庫本などと比べて1冊2,000円〜3,000円と高額なので、せっかく買ったのにほとんど役に立たなかった、なんて思いはしたくないですよね。

ゆーし

僕も買って結局使わなかった高額な本が何冊かあります...

本記事では、ツテもなく、スクールにも通わずほんとの【独学】でwebデザイナーになれた僕が、やみくもに何十冊も紹介するのではなく、最短でwebデザイナーになるためにこれだけは読んでほしいという参考書だけをしっかり理由もこめて紹介いたします。

後半では、実際に僕がwebデザインの独学でおこなっていた、参考書の活用方法も合わせて紹介しますので、買った参考書を無駄にしたくない方はぜひご覧ください。

本記事の内容

・最短でwebデザイナーになりたい人が読むべき参考書2冊
・独学でwebデザインを勉強する際の参考書の活用方法

 

参考書を読んだだけでwebデザインの独学はできる?

結論から言うと、参考書だけではwebデザインで学ぶべきことを全て網羅することはできません。webデザインで学ぶべきことは幅広く、学ぶ内容によって情報収集の仕方は変わってきます。

参考書でwebデザインを学ぶというのは、webデザインの独学の一部にすぎません。
もしあなたが、まだ独学するにあたって、具体的に何を作るべきなのかが決まっていないのでしたら、まずはしっかりと目標を立てましょう。独学でwebデザイナーになるまでのすべてをまとめた記事を以下に紹介しておきます。

独学でwebデザイナーになるための完全ロードマップ【行動できない人へ】

 

 

参考書で身につけるべきwebデザインのスキル

独学でwebデザインを学ぶべきことは幅広いと言いましたが、最短でwebデザイナーになりたい人が独学で身につけるべきスキルは下の3つです。

  1. webデザインの基礎知識
  2. デザインツールの使い方
  3. 見た目のクオリティ・センス

 

この3つの中で、参考書で身につけるべきスキルは1. webデザインの基礎知識のみです。

webデザインの基礎知識は、流行りと違って時代によって変わることのないセオリーです。webデザインを作る際には、必ずこの知識を念頭においておく必要があるので、ブログのような素人が書いた断片的な説明よりも、プロの書いたわかりやすい、体系化された参考書でしっかり頭に叩き込みましょう。

 

残りの2、3については、ネットの情報で十分なので参考書で学ぶ必要はありません

まず2.デザインツールの使い方においては、googleで調べればわかります
PhotoshopやIllustratorを使いながら、つまずいたらその度にネットで調べればいいのです。

ゆーし

デザインツールの使い方を唱った参考書では、魅力的な表現ができるテクニックたくさん書いてありますが、現役webデザイナーから言わせてもらうと、それらのテクニックは実務ではほとんど使いませんでした。

携帯電話を買った時に広辞苑のごとく分厚い説明書をすみからすみまで読んだことありますか?とりあえず使ってみて、わからないところがあればネットで調べますよね。
デザインツールもまったく同じで、PhotoshopやIllustratorを使ったこともない人が参考書を買うのはとくにナンセンスです。

 

3.見た目のクオリティ・センスについては、これもインターネットにヒントがたくさんあります。
あなたが作っているデザインのクオリティを上げたいときは、ギャラリーサイトやSNSなどで理想に近いサイトやテクニックを学びましょう。デザインのクオリティを上げる情報収集の仕方も、独学でwebデザイナーになるための完全ロードマップ【行動できない人へ】に載せてますので必要になればみてください。

おしゃれなサイトを集めた参考書は、表紙もおしゃれでついつい買ってしまいたくなるのですが、そもそもインターネットで無料で見れるのですから、わざわざお金を払って紙のサイトを見る必要はどこにもありません。

悩んでいる人

コーディングやSEOのスキルは必要ないの?

最短でwebデザイナーになりたい人はコーディングスキルもSEOのスキルも必要ありません。
コーディングスキルはあった方が採用される会社の幅が広がりますが、紙のポートフォリオだけでもwebデザイナーとして採用してもらえる可能性は十分にあります。また、未経験でSEOのスキルを問われることは絶対にないので、SEOに関する知識は不要と考えていいでしょう。

 

デザインの基礎知識が学べる参考書2選

さて、前置きが長くなりましたが、参考書で学ぶべきWebデザインのスキルが「webデザインの基礎知識」だけでいいということがわかりました。
以下では僕が独学の時に実際によんでタメになったデザインの基礎知識が学べる参考書を2冊だけ紹介させていただきます。本当に2冊だけでいいので、迷わず買ってください。

 

なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

 

 

デザインの見本ではチラシや雑誌を例にしていますが、Webデザインでも共通して理解しておくべきことがたくさんあります。

この本は、いわゆるデザインの4原則のような「ふーんなるほど」で終わるような知識ではなく、ザイナーがデザインをする時に、何を基準に考えて、どのような意図を持ってデザインを作っているのかという、「デザインの思考プロセス」をわかりやすくまとめています。

あなたがいざデザインを作る!となったときに、なにを一番目立たせたらいいんだろう?とか、なんかイメージしていたものと雰囲気が違うなというときに、何度も見返して学べる良本です。

ちなみにこの本は、ブランドサイトがあるほど有名です。

ブランドサイト:http://naruhodo-design.com/

このサイトをみただけでもかなりの良本であることはわかると思いますが、とくにこの本の中の「デザイナーの7つ道具」というのは、webデザイナーがサイトをデザインする時に必ずといっていいほど意識していることみたいなところなので、ぜひ読んでほしいです。

ゆーし

webデザイナーになって2年目になって再び読んでみましたが、「あ、そういえばデザインを作る時にこういうこと意識してたな」ということがわかりやすく言語化されていることに驚きました。

 

配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本[完全保存版]

 

 

配色に関しては、参考サイトでいいな、と思ったサイトの色使いを真似たり、引用することで見た目のクオリティを向上させることは可能です。

しかし、webデザイナーの役目は、クライアントの要望や構成案に書かれた訴求をどのように表現するかを考え、デザインとしてアウトプットすること、つまりそのデザインにはしっかりと根拠がなければなりません。
配色においても同じで、webデザイナーの面接においては、なぜその色を使ったのかが説明できないと減点です。

なるほどデザインでも配色についての基礎知識は学べますが、こちらの配色アイデア手帖はより詳細の配色のイメージや組み合わせが知識として学べます。

直感でいいなと思ったwebサイトの配色が、なぜいいと感じたのか、それをこの参考書をみて言語化してみてください。

 

デザインの基礎知識が学べる参考書の活用方法

参考書をただ読むだけでは、それこそ「なるほど」だけで終わってしまいます。
僕が紹介した2冊の参考書をうまく活用すると、デザインの引き出しをかなりはやく増やすことができます。

その活用方法とは、あなたが素晴らしいと思ったサイトをみた時に、「デザインの思考プロセス」を意識してそのサイトを見ることです。

僕が紹介した「なるほどデザイン」は、さきほども言ったようにデザインの思考プロセスを教えてくれる良本です。
もし世の中のデザインが、同じような思考プロセスに沿って出来上がったものだと考えたら、どうでしょう。今あなたが素敵だなぁと見ているwebサイトも、参考書に書いてある通りの思考プロセスでできあがっているとしたら...

参考書を読んだあなたは、どういう意図でこんなレイアウトになっているのか、なぜこの配色にしたのか、逆算してを想像することができるはずです。
これを意識すると、ギャラリーサイトを見たときのあなたの引き出しは何倍にも増えます。

特に何も意識せずに見たとき

・この配色おしゃれだな〜
・アイコンかわいい〜

デザインの思考プロセスを意識して見たとき

・このサイトでは何を一番伝えたいのだろう
・このサイトを物や人に例えるならなんだろう
・この要素は同じ大きさなのにどうして目立っているんだろう
・違う配色で同じイメージを持たせるにはどうするだろうか

こうしてインプットした質の高い情報を自分なりに言語化して、架空サイトやポートフォリオにアウトプットしてください。
基礎知識だからと言って、1回読んでわかったふりをするのはもったいないですよ!

 

(おまけ)コーディングスキルを身につけて採用の幅を広げたい人

webデザイナーになるために最低限必要なスキルの中で、コーディングのスキルを除きました。
ですが、コーディングのスキルも身につけると、webデザイナーとしての採用の幅はグッと広がります。もしコーディングも勉強したい!という方であれば、別の記事でwebデザイナーが最低限身につけるべきプログラミング言語と学習法を紹介してますので、興味があればご覧ください。

 

webデザイナーを目指す人が最低限必要なプログラミング言語と学習法

 

 

まとめ

最後に、本記事の要点をまとめたので今一度チェックしてみてください。

 

本記事のまとめ

 

以上になります。

おそらく独学で頑張ろうと思っている方には、経済的に余裕のない方もいると思います。
僕自身もスクールに通うお金などなかったため、独学で勉強せざるを得ませんでしたが、できるだけ少ない資金で目標のwebデザイナーになれました。

webデザイナーは、経歴や資格がなくても努力次第でなれる職業です。
お金がないからという理由で夢や目標を諦めようとしている人が少しでも前向きになっていただければ幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。

 

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